やる夫は梅松論を語るようです ~幕間(14)置文伝説考~


175◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:01:05 ID:jqNX8taM0


──── やる夫が『梅松論』を語るそうです。 ────

                     ~幕間(14)置文伝説考~





          ____
         / \  /\  キリッ
       / (ー)  (ー)\
    /   ⌒(__人__)⌒ \      今回は足利家に伝わる「置文伝説」について、
    |      |r┬-|    |
     \     `ー'´   /       考察してみたいと思う!!
    ノ            \
  /´               ヽ
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))

┌─ 置文伝説 ..────────────────────────────────┐
|                                                          |
│ 足利氏には、先祖に当たる平安時代の源義家が書き残したという、                   |
│ 「自分は七代の子孫に生まれ変わって天下を取る」という内容の置文が存在し、       .|
│ 義家の七代の子孫にあたる家時は、自分の代では達成できないため、            |
│ 八幡大菩薩に三代後の子孫に天下を取らせよと祈願し、願文を残して自害し、        |
│ 三代の子孫(つまり孫)にあたる足利尊氏・直義兄弟はこれを実見し、               |
│ 今川貞世(了俊)もこれを見たと、貞世の著作である『難太平記』には記されている。     |
└──────────────────────────────────────┘

.




176◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:01:59 ID:jqNX8taM0


┌─────────────────────────────────────────┐
│ 尊氏と直義は後に鎌倉幕府を滅ぼして、後醍醐天皇の建武政権樹立に多大な貢献をしたが、  ..|
│ 最後の得宗北条高時の子北条時行が中先代の乱を起こして鎌倉を占拠したのに対し、       |
│ 天皇に無断で鎌倉に下って乱を平定したのを機に、                             |
│ 建武政権から離反して再び武家政権を樹立する運動を開始している。                  |
│ 家時の願文が尊氏挙兵の動機とも考えられている。                               |
|                                                                |
└───────────────────────────── (Wikipedia「足利家時」より) ┘

                 _   _,
              ___,> Y´'ー-、
             _>z二_ ___`ー≧__
             >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
            /        ヽ `Y′之>
           /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
           l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
           |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
             `|   ヽ    「)'/|/         まあ、ざっくりした説明はこんな所だな。
             ヽ、_  ―  _,.ィT/
__r‐、_        N!_  l 7Eニ::ィ1│\r=-ー、=}
ヾニ二´ー、 ヽ.   r:'::|!_Y/__癶、 `// /‐ _リ
   ``Tー‐ヘ  ,イ::《_/〃/7´! Y / /― -┐ス
     r!__/Y:::!:::::y´∠/__l,、l__/ {\   ,ィ/:ノ
     }::::::::::::::ヽ::|:::/r=====┐Yノ{レ':::::::/
     |:::::::::::::::::ヾ::{|       | }r::::::::::::::}
    |::::::::::::::::::}::「|ヽー―――‐ ' ,イ::::::::::::::/
     !:::::::::::::::::::∨'        /::::::::::::::::/

.


177◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:02:46 ID:jqNX8taM0


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \    これまでも何度か言って来たように、
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /     このスレは「置文は存在しており、足利家はその予言に従って行動していた」
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |        という前提で物語を進めているワケですが……
  \ /___ /








     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (=)  (=) \
|   U   (__人__)    |    考察の是非に関わらず、この前提は維持するという事でお願いしたい。
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

.


178◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:03:34 ID:jqNX8taM0



         ____
       /      \
      / ─    ─ \
    /   (●)  (●)  \
    |      (__人__)     |       ……まあ、ぶっちゃけ>>1は「置文」の存在を
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ            信じているのですよ。マジで。
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |


              ,_  _
            、-ー'`Y <,___
         __≦ー`___ _二z<_
         > .,,_  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
        <之′Y          \
          >{  ,'     /, ,.  ,.l  , ゙i
         | ヽ,{     l |i’寸寸TハT7}l
          ヽレⅣ   __ハ  ( ●)ハ|
            V ト' (__1      ゝ      あんな怪文書をか?
              Vィ  丶,   ‐,.ノ
              | l /:::ニヨ'

.


179◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:04:26 ID:jqNX8taM0


┼──────────────────────────────┼
  正確には「置文」を見たという今川了俊の証言を信じている。
  『難太平記』は軍記物語ではなく、回顧録であり、
  今川了俊がこれについて創作や虚偽を述べる理由は見当たらない。
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                 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
                .: : : : : : : : : : : { : : : /: : :∧ : : : : : : : : :.
                |: : : : :{ヽ :ヽ : :ヽ: :/: ;イ:/ ノヽ: :| : : : !: : :
                |: : : : :|_\:\ : ヽ:/才尓テ六!: : : :|: : :|
                |: : : : :|rテ圷刈ヽ: :{   代(ソ  |: : : :|ヽ: !
       __           |: : : : :|ヽ弋沙   ヽ!         |: : : :|ノ: :l      わたし、見たわ!
   /     \.       |: : : : :|                  |: : : :|: : :|
  /  牧  瀬   ヽ     |: : : : : ::.     `       |: : : :|: : :|
. / ‐┐O l l - l |      : : : : : 小.      r‐‐、       |: : : :|: : :|             見た!見たから!!
 l.  ノ   _ノ  ノ ,      : : : : : {::::.、    V⌒}    .:::|: : : :|: : :|
 {         /       ',: : : : |::::::::::::...  `¨´   イヽ:!: : : :!: :⊥ -───- 、
  ヽ  lヽ.  / Y          ',: : : :|:::::::::::::r、!>-‐   / |: : : :|: :|         |
    し| |--l |r 、       /:| : : :|:::::::::::_j \   /  |: : : :|: :|   ___ r 、
.   /| |  | !| |      /: :i: : : :!::/ |   | |ニニ| |   !: : : i: : !/ |   (\ \\
.    | | |  | |! |   -─ ¨ ̄|: : : |/   !   ! ! o ! !   !: : : !: : :   !    \\lヽ ヽ
.   f| | |  | |! |  /.       |: : : |   │  | |ニニ| |   |: : : |: : :| ..⊥.r 、⊥ ヽ Y |
.   || ヽ \.j j  ! ′    八 : : !    |  /∧ | ∧ . /.!: : /: : : ゝ r 、\ \寸 | |
   ヽ       V       ヽ: :|    |∨ヽ::::.__/::/ ∨ !: ハ: : : |  \\\ \ ! !
      \      ヽ       ハ:|    |   Y:::::Y     ノ'  i : : i   \\)   /
      ヽ     }     | / リ     !   |:::::::|    |  i: : : !     ハ    /|

                        ◆今川了俊
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180◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:05:36 ID:jqNX8taM0


┼──────────────────────────────┼
  了俊元服から足利直義存命の時期にかけて、
  由来がなんであれ、この文書が存在していた事は確かと思われる。
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      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      |                    |
      |                    |
      /    ̄ ̄ ̄ ̄      /_____
     / 我七代の孫に生替り /ヽ__//
    /                 /  /   /
    /   天下を取るべし  /  /   /    (1339~1350頃?)
   /   ____      /  /   /
  /             /  /   /
/             /    /   /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /   /
                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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181◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:06:42 ID:jqNX8taM0




                   - ―――― 、
               /         \
             /            ヽ
                /  ´  ̄ ヾ  `ー-、   i                    . .  . .
            l  ( ● )   ( ● )    l            問題は、何時、誰が作ったのか?
                l   /  i  ヽ         iー 、
               ∧  ゝ___人____ノ      ハ:.:.:.:.\        そこを考察して行きたい。
       r===ミ /:.:∧.// ー‐         ' リ.:.:.:.:.:.:.ト、
    __トミ彡1:.:.:.:_,xくxく          イ 〃:.:.:.:.:.:.:l:.:.:ー-....._
 , <:.:.:.:.:.トミ彡1≦>''´:.,ハ> ――― ´  //:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ=彡´.:.:.:.:.:.:/  \        ノ/ /.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ

.


182◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:07:52 ID:jqNX8taM0


         _   _,
      ___,> Y´'ー-、
     _>z二_ ___`ー≧__
     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
    /        ヽ `Y′之>
.   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
   l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
   |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
     `|   ヽ    「)'/|/
     ヽ、_  ―  _,.ィT/       じゃあさ、まず、
       / Eニ::ィ -、 |
      /::::;/ ヽ:::/:::/'::          足利尊氏か、弟の直義の偽作である可能性はどうなんだ?
     /:::/へ ヘ/::::/:::
     /:::::\ ヾミ::::/|:::
    (;;;;/| \;;;;ノ/:::
       /    〈:::







         ___
      /)/ノ ' ヽ、\
    / .イ '(●)  .(●)\
   /,'才.ミ).  (__人__)   \
   | ≧シ'   ´ ⌒`     |     尊氏と直義が、なんでそんなもの作ったの?
  . 〉 ヽ            /
   /              <
  .(                  ヽ
                  |

.


183◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:08:59 ID:jqNX8taM0


              _   _,
           ___,> Y´'ー-、
          _>z二_ ___`ー≧__
          >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
         /        ヽ `Y′之>
   (⌒'Z   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }< r-^)
    ',  '(   l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ /::::/
    \:::\ |ハ |(●) (●) / / ,/レ′:/
     \:::\ `|   ヽ    「)'/|//::,.イ      そりゃあ……オレたちが天下を取るのは、
       ヽ:::ヽヽ、_  ―  _,.ィT::::::/
        ヘ:::`l 7Eニ::ィ1::|::::::/            「源氏」の運命だったんだよー!とか、そういう正当性をだな……
         `ヽ:::'イ/ヽ::::'::::::/
           ` i´ ̄ `ヽ:::|
            j|      Y







::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
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:::::::::.... .'::. ).ヽ  .ヽ
:::::::::::.... __ ..丿   ヽ
:::::::::::...    ヽ   .ヽ         ……それは、ない!
:::::.._ ノ ヽ.____丿   .丶
::::::::::::::.... ..::ノ      .)
:::::::::::..   ../       .ノ
:::::::::.⌒ "       ..ノ
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:::::::::::::::::::::.. ......::::./

.


184◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:10:02 ID:jqNX8taM0


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  足利幕府の正当性は、北朝に承認された事が最大の根拠であるが、
  統一政権であった「建武政権」を攻撃した整合性は、
  『梅松論』や『保暦間記』などが代弁している。
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                   ー‐::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ´
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                      \:::::::::::::i|:::::|i::|::::|::|::::::i|:::|    |:i|i:::::|::::::::::::::/
                      \::::::ハ:::::lトl、::|::|::::::i|:::|    l:斗::::ト、:::::/
                       弋:::::{ Ⅵーt::ぅ≧ュ:jト::| ≦t::ぅア:/ }∠
                       ⌒ヽ {  ! ! ! リ i{   ノ レ' /¨´
                          }ト、      }      {イ{
                          イ:::::;ヘ     }       イ:::トヘ、
                         |/l/.:{,ヘ   r―‐ 、   /|ハ:::ヘ
                         ノ: : :\ X  ¨¨¨¨ ,メ 1:.Ⅵ}
                     __,,イ:i:i|: : : : : : \丶++ ィ / : : ∨\
        _____,r――――<¨¨:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i|: : : : : : :/:}    {:} : : : : : |:i:i:i:i\
      /:i:i:i:i:i:i:i:i:--==‐Λ……‐ 、 i:i:i:i| : : : : :./: :{___  _/: l : : : : : |:i:i:i:i:i:i‘;ヽ.,_
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      /:i:i:i:i:i:i:i/:/     {}          ヽ: : : /i:i:i:i\:.| |: : /\: : :..|:i:i:i:i:i:i:i:i:‘:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧=- ..,,__
    ′:i:i:i:/i:i: ′  -==-{}-==-      ‘,/: :`ヾ:i:i:i\/i:i/: :\.;|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ
    i:i:i:i:i:/:i:/    /    〈〉      {    ‘,: : : : : `¨/:i:i:i:i:i》 : : : : : |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧
    |:i:i:i:i:i:/     /   |     |      | , : : : : : : }i:i:i:i:i/: : : : : : :!:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:‘,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧
    |:i:i:i:i ′  |       |     |      | { : : : : : : }-=={ : : : : : : ′:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i‘,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧
    |:i:i:i:i:{     |       |     |      |  ヽ: : : : :/i:i:i:i:i}: : : : : :/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i‘,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}

                            ◆後醍醐天皇
.


185◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:10:36 ID:jqNX8taM0


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  それは、すなわち「仕方がなかった」のだと!
  後醍醐天皇が尊氏の生命を狙っているから、それも新田義貞に置き換えて婉曲表現し、
  仕方なく、結果として反旗を翻す事になってしまったというものだ。
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            , -- -  _
         _  ´           ` !         /.:/\.:.:.|.:.へ__
        <              !       /.:.:イ.:..:.:.:ト寸リ.:.:l.:ヘ
          ヽ               i.      |.:.:./彡:/ー、ノ.:.:.j.:.:.`
           ヽ              !..    レ'( イ  `じリ|.:.:.:.:ヽ
            ',   i        !.      ヽ.:.:ゝ.     L个!
             i   :i,、        i      ∨ ゝ  r ‐ァ/宀
                」ノ´/./.、     !.        i   \ ヽ"
            / r/´/´/:i.     !.     イ:>__r=V_.
            // / ./ ./     .!  ィ=//.:.:/三V.:.:.| ヾ――....-.、
            ! '. , ´,r' ̄ ̄ ̄ .`, -..,/ /.:.Y./V.:.∨.|  ヽ... /  ヽ
.            ヽ     .!     / ./...ヽ、イ.:.:.:/三.:.:.:.:.:j   ノ |  .    !
            ∧   .ノi、     / !..<". |.:.:.,'三|.:.:.:.:./ヽ<.゙ |     `!                 ,-、
            !!`ー--',ノ !   /  i . V   !.:./三|!.:.:.:/    ゚/ !      ヽ                / .ノ
            !` ー ´  i ./   i  V  |V三三.:.:/   ゚/  i.        ヽ            / ./ ._  ,..、,_
               !       !'´   !  V 八三三∨  ゚V     ヽ、     ヽ,       __ ./  `/ ./y' /__-`
             !     .!    !   マ  V三三   ゚/.    /、      ´ ̄    ̄´/,-'    ./ i/ ./ ̄  二ヽ
                !     !、   |    \ V三 ゚/     / ヽ            i /    ノ/ / /-‐  ̄
             !      i  /|     \V /       /   \          ! !      _;、,/
                !、     / .l       |||         i     .\_      ヽ`、ニフ ̄
                                               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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186◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:11:40 ID:jqNX8taM0


┼─────────────────────────┼
  「置文」の存在は、その説明を覆して、
  足利尊氏には元から逆心があった事を証明するものだ。
  兄弟が、わざわざそんなものを作るとは思えない。
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      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      |                    |
      |                    |
      /    ̄ ̄ ̄ ̄      /_____
     / 我七代の孫に生替り /ヽ__//
    /                 /  /   /
    /   天下を取るべし  /  /   /
   /   ____      /  /   /
  /             /  /   /
/             /    /   /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /   /
                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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187◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:12:28 ID:jqNX8taM0


┼─────────────────────────────────────┼
  また、“天命論“を語るのではあれば、八幡太郎義家とは言え、
  「ウチとこの先祖がそんな願掛けしました」ではいかにも弱い。
  天の意志を代弁するならば、当時、流布していたと言われる「聖徳太子予言書」か、
  足利義満が利用しようとしたと言われる「百王説」のようなものに拠るのが妥当だろう。
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                /.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :':.
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                  i.:.:.:.:′:.:i:l:.:.: !:.:.:.: l:.:.:.:.:.: |:.:.|:.:.:. i:.:.:.:.i:.:.:.:l:.:.:.:.:i
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                 l:.l:.:.:.!__j ーz:===ミー‐一'└ィr===ミ┬‐-1i:.:.:. li
                   l:.l .:.:::|.:.:. i イ.{ ::::::刈       {::::::::::}汽:.:.i:.:.l:.:.:.:.i:!    /
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            /:::::::::::::::::::::::li:.:.{: .: .: .: .:.イ !   ! ヽ、: : : : :}:.:l:|ヽ::::::::::::::ヘ
           .イ::::::::::::::::::::::::::::|l:八____:.イ: .: .|  |: .: . ーr¬'′ | !:::::::::::: : ヘ
          /::::::::::::::::::::::::::::::::r‐‐<_i三三三三三i: : : :i  !::.l:::| ! }:::::::::::::::::ヘ
         /:::::::::::::::::::::::::::::/___ H二二二二二}: : : :': |::.l:::| i ハ::::::::::::::::::∧
           {:::::::::::::::::::::::::::: i     `抓――――‐:′: .: .Ⅵ: l:::| i r'::::::::::::::::::::ハ
         ∨:::::::::::::::::::::::::l    ̄)=ヽ.     .イ : : : : :ハ!: l:::| ! }::::::::::::::::::::㌢
             ヽ::::::::::::::::::: : l     ̄ノ/:.:.i`iニニニi´ |: .: .: : : :}::.l:::|ノ/:::::::::::::::::/

                        ◆足利義満
.


188◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:14:40 ID:jqNX8taM0


                  _ー 、 }V  _
                `ー--≧   V レ´{
              _,フ'         __`ヽ.
            _  -‐≦==、、_, -、   \`ヽ
        、__-'´     `丶. `ヽ.、 }     `フ
         /  ,イ ./{    Y `| |     `ヽ
        フ   /ン/__`ト、,i   l  }人{ヽ. \ヾ
           ̄乂,●) (● )リ|  /  リ:|  ノ ヽ._
          ,'ヽ         ノ/~).ィ.|:|   {´ ̄     いや、でも武家にとって神に等しい
         ハ. ヘ      、,.ィ.1:レ'/ ,イ 人
              ヽ.__ ..、     {ミ::|ィ|:|´ /.ノ'         八幡太郎義家で天命論を語る可能性はあるだろ?
               YYYYY乂 L!从
             /ヽ-シ´::::`ヽ.              じいさんの自殺と絡めるのは、ちょっと生々しいが……。
            ,.:'::::::::: ̄::::::::::::::::::ヽ.
               i:::::::::/{::::::::::V:::::::::::::'.
              l:::y/== V::::::::ヽ::::::::::::l
             |:{;': : : : :.\::::::::l:::::::::::|
            l:ヽ: : :ヽ: : :.\:::l :::::::::!








     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´|        まあ、可能性の話をすれば、その可能性はあるよ?
/      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |        歴史考察の難しい所なんだけどさあ……
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

.


189◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:15:14 ID:jqNX8taM0



       ___
      /     \
    /        \
    /::::::           ヽ        考察って、ある程度の蓋然性、それも論者の信じる蓋然性で、
    |:::::          i
    ヽ:::        __/         話を進めざるを得ない所がある……結果、蓋然性に固執して、
    /::::        \
    |:::         _)        真相とはかけ離れた推理をしている可能性は否定できないんだよね……。
    |::::         i
    \___、_____  ノ _)








                ___
               /     \
             / ─    ─ \
            /  (●)  (●) \
              |     (__人__)   U |        まあ、そこは、そういうモンだと言うことで話を進めると、
           ,.゙-‐- 、  `⌒´   ,/
        ┌、. /     ヽ ー‐  <           足利幕府の表向きの言い訳である「正当防衛論」と
         ヽ.X、- 、   ,ノi      ハ
      ⊂>'">┐ヽノ〃     / ヘ         相反する偽書を作成する意味はないとして、
       入 ´// ノ        } ,..,.._',.-ァ
      /   `ー''"´      ,'  c〈〈〈っ<      この可能性は除外したい。
     /          __,,..ノ ,ノヽー'"ノ
      {          ´    /  ``¨´
    /´¨`'''‐、._        ,'\
     ∨´     `ヽ、     ノ   ゙ヽ
      ∨      ヽ _,,..-'"    `ヽ
     ∨       〈-=、.__       }
      ヽ、     }   ``7‐-.  /
          ヽ     リ    /′  ノ
          /′  , {     /   /
        {     !   ,ノ  ,/′
          !    /  /   `‐-、
        !   ,/   ゙ー''' ー---'
          ',  /
        {   }
           ゙Y `ヽ、
            ゙ー--‐'
.


190◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:16:43 ID:jqNX8taM0


       _,-`^--y<_
     」\ _-=-- -- z<_
   _>>  ,-‐ ´ ̄ ̄ `┴<
   「 之′y´  ,.  ,.     ヽ、
    」i ,r'  / 太太v''〈 、, ソ ヽ
   /、 /ソ /リ (●)  リ入ッ ,、 /
.   J l | イ l゙i      , (●)::/ヘ/     ……そんな野心の証拠を人前に晒しているのは、なぜだ?
.     l゙i ゙!)!|ヘ.    ヽ    ノ
   /:::::::::::::::::ヽ、__  ,. ィく
  ,r'::::::::,'::::::::/   l::::::::::::l








          ____
+        ./ \  /\ キリッ
      / (●)  (●)\
    /   ⌒ノ(、_, )ヽ⌒  \        そりゃ、対外的には逆心の証拠であっても、
    |      `-=ニ=-      |
    \      `ー'´     / +       内部的には先祖の宿願を果たした誇らしい証明だからだよ!
    ノ            \
 . /´                 ヽ
  |    l             \
  ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
   ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
.


191◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:17:25 ID:jqNX8taM0


             _   _,
          ___,> Y´'ー-、
         _>z二_ ___`ー≧__
         >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
        /        ヽ `Y′之>
.       /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
       l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
       |ハ. |(●) (●) / / ,/レ′
         `|  ヽ     「)'/|/
         ヽ、_ ― _,.ィT/        ふむ、そういう事か。
.            /|| ̄ || 丶
            / .,_|L_,」|__,  ',
            |  !     i  |
            i  l     |  l
           l  l      |  l
           l  l  ,,.  l  l
          ∧_j  ,,,,_,,  l_.丿
         /            \








   _,i―――――┐    ,r---==--、
  f´ { .| ̄ ̄ ̄ ̄|..|   /:::::::::::::::::::::::::`ヽ,
  | .| .|        |..|  ..{:{::::U:::::::::::::::::::::::::}
  | .| .|        |..|  /´.}::::::::::::::::::::::::::::::::}    (あれ?皆、墓場まで持って行った秘密を、
  |_|└―――.┘|_ ..ヽ,,}:/:::::::::::::::::::::::::::::}
  ├-゙|ニニニニニニニニ.i.___/// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨|     わたしだけ、書き残しちゃった……って事?)
..┌┴-┴---[三ニニニ]i厶_ii_/        /
 |        | ̄ ̄ ̄__|/        /
 |        |   ,r''i:/        /

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192◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:18:00 ID:jqNX8taM0

------------=================ニニニニニ三三三三三ニニニニニニ=================------------

      ---------==============ニニニニニ三三三ニニニニニ==============---------

                -----========ニニニニ三ニニニニ========-----
                        ----====ニニニ====----
                             ---===---
                                -
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194◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:19:38 ID:jqNX8taM0


                       _  -‐-  、
                         , ´       ` 、
                    /               \
     ,. -‐'fフフ           7                `、
     /   r‐´ r‐、         /                 ヽ
   ノ  _/_ 」  .l      |   ー‐-‐'   `ー‐-─     !
   i   _ _ .) ,'       |   ( ー‐) '" ( ー‐ )   !    ………では、これが偽書ではなく、
   !     `{ ノ        ヽ     ,    !          /
   |  ー ― 、}´; ̄ ̄;` ー‐-/;:;\  ヽ_人__,ノ`   /,.,.,.           真実、源義家本人が、
   l   ,.-r /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ_ ` ー     __, イ:;ヽ:;:;:;
 /i!    〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!  \ _ー‐_,./  i:;::;:ヽ:;:;           この置文を残した可能性はないのだろうか?
´:;:;:!ヽ _∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ト、 /!;;;;;;;;;;〉、 ,,.イ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ、_  /;;;;ノヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.`'  ヾ--〈  V  !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /`:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-、:;_:;」    !;;;;;;;!     |ヾ、:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:|    |;;;;;;;;|     !:;:;\_:;:
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196◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:20:28 ID:jqNX8taM0


             _   _,
          ___,> Y´'ー-、
         _>z二_ ___`ー≧__
         >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
        /        ヽ `Y′之>
.       /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
       l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
       |ハ |(○) (○) / / ,/レ′
         `|   ヽ    「)'/|/            ……源義家、本人である可能性があるのか!?
         ヽ、_  コ  _,.ィT/
        ,..ノ:::l 7Eニ::ィ::/ /:::ー...、∩
    _ ,、r‐":::::、: 'イ '   ヽレ:::::::::::::::::::| |-,/)
r-r;''´:::::::::::::::`、::/      `、:;;;..-.,,_ 丿}ノ /ノ)
(,_{::::_::;;::--''-‐ /        l:::/⊂ニ  '"  ニ⊃
        /        ノ′   `'=>'''"´
        ノ       /
       /′     /′
     /′      │
.


197◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:21:06 ID:jqNX8taM0



              , -―――-、
           /   __      ヽ、
          /´   /´ ●    __  ヽ
          /     ゝ....ノ   /´●   ヽ
         {       r    ゝ- ′  ヽ
         ゝ       `r-イ_,)        |       ……ない!!
       / \       |r┬y′     /
      /    ` 、_   `ー'    _/
     l         `ー――‐-T´
      |               j

.


199◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:21:39 ID:jqNX8taM0


             _   _,
          ___,> Y´'ー-、
         _>z二_ ___`ー≧__
         >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
        /        ヽ `Y′之>
.       /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
       l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
       |ハ |(○) (○) / / ,/レ′
         `|   ヽ    「)'/|/            だよな!……ってなんじゃそりゃ!
         ヽ、_  コ  _,.ィT/
        ,..ノ:::l 7Eニ::ィ::/ /:::ー...、∩
    _ ,、r‐":::::、: 'イ '   ヽレ:::::::::::::::::::| |-,/)
r-r;''´:::::::::::::::`、::/      `、:;;;..-.,,_ 丿}ノ /ノ)
(,_{::::_::;;::--''-‐ /        l:::/⊂ニ  '"  ニ⊃
        /        ノ′   `'=>'''"´
        ノ       /
       /′     /′
     /′      │
.


202◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:22:22 ID:jqNX8taM0


         ___
      /)/ノ ' ヽ、\
    / .イ '(●)  .(●)\
   /,'才.ミ).  (__人__)   \   いや、無けど、少し捕捉しておきたいと言うか……
   | ≧シ'   ´ ⌒`     |
  . 〉 ヽ            /   この可能性の排除として「当時、天下を取るという概念はない」という指摘があるけど、
   /              <
  .(                  ヽ   この説明だけだと、大雑把で誤解が生じると思うんだよね。
                  |









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  なぜなら、当時でも「天下」は元より「天下を取る」という概念も、
  大陸から入って来る漢籍を通して摂取可能だからだ。
┼───────────────────────────┼



            _______,へ______
          rく           ノノV〉,         ヽ
          Vヘ          ((. V〉,           ヽ
          Vヘ        )) .V〉,         ヽ
           Vヘ        //   V〉,          ヽ
           Vヘ.      //     .V〉,            ヽ
            Vヘ.     `'      V〉,            ヽ
            Vヘ、 ______  V〉,          ヽ
             Y≦三三三三三三≧∧≦三三三三三三≧

.


204◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:24:42 ID:jqNX8taM0


┼────────────────────────┼
  源義家自身の影響の議論は置いておくとして、
  漢の高祖や、三国志の英雄、唐の太宗など、
  大陸の天下人は、当時の知識層に広く知られていた。
┼────────────────────────┼


  ヽ:,         ̄'''-、::::::`''―、,            |
   \::`-、,,,_,,,―''''' ̄:::::::::::::: ̄⌒\  ヽ、   l    /                    .,,
     \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\,ノ i   l   /                 ..;;;;;
    ヽ,  |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::     ノ     !  /                ..;;;;;:;::.
     |\|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::   \    l ,i               ..::;;;;;:;:;.
    >::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::       \  l l              ..::;;;;;;:;:;:.
     |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  /ヽ,:::::::   ∧| / |             ..:;;;;;;;:;:;:.
   \|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/'i::  /   /:::::::::::: | )' ,i            ...:;;;;;;;;;;:;::.
    ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::/‐;;|/、_,  ノ::::;;;;;;.-y;;/   /               ..:;;;;;;;;:;::,.
ヽ     |::::::::::::::::::::::::::::/V⌒>、;ノ ''´"y;;;彳/ノ   /    ,,,,__      ..:,,;;;;:;:;:;..;.
  \,   \:::::::/^ヽ::::|  Υ|;;;;;|      i |oi {    ,i    `''-、_ ̄'''―ニ二 -;:;:
  ヽ  <:::::::::| i^(|(   i._lP_j    、`'' ´ i   |       ``y'"´⌒ ヽ,^ヾ'.,_
    \  `ヽ;;;_\ゝヽ             ノ   /   /        /    `\_,`)  `'-、
       `ー-、 ` ̄`´r'、       -‐' /)),ノ /        /    `\_,ノ` ̄Y_ノ
            ヽ, ヽ `''ー-- .,_´rく=r"ヾ,_/ ヽ       /     `\ノ
_,, - - ――r―-、_   `''-ミ___,,.ノ   y | |  \    /   ノ^ゝ_ノ
        /     \ \          /  l, l    ヽ /    _,( ^ )
       l         \ ゝ二ニ='''´   / 'i    /     /^  ~
       |          \        _/  | /      /\
        \           `-―‐‐''"     /      /   \
            \         ヽ、,      /        /

           ◆源義家/トリトン(1039~1106年)
.


205◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:25:40 ID:jqNX8taM0


┼─────────────────────────────┼
  また、源義家の前の時代の人物でも、
  平将門は自ら“新皇”を名乗って天皇制に異を唱える事例がある。
┼─────────────────────────────┼

                      ,..-''" ̄ ̄ "''-、
                     /           ヽ
                ,' ,.-''"(( ̄ ̄ `ヽ  ',
                 l .|,.-‐-.、   ,.-‐-、',  l
                   | .| '´・丶  '´・`  | .|
                 γヽ|      __    .|⌒l
                 ヽ__l   -.-―‐   .|__ノ
                  | .l      ー    /|. |
                从| \      ./ .|从
                  |  `''----''"   |ヽ-..,,_
                   _,,-| |     ./        `ヽ、 _
              ,,-''"  | l    , '   l  _,,..-‐''"´ ̄    `''-.、
      ,,.-――-.<___  ヽ /_,,..-―''"´/              ヽ
    /            ヽ /        /_                |
   /     /         /       r''"´ _}                l
,,.-''" /ヽ   .{/        , '        /''" ̄ヽ‐''"⌒ヽ、      /
.      ヽ/       /       / ̄ヽ ̄´     }       /
    __{___,,..-―――――-.∠ ̄) ̄´ _,,..-    /    ./

           ◆平将門/ターちゃん(?~940年)
.


206◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:26:31 ID:jqNX8taM0


┼─────────────────────────────────────┼
  将門の伝説では、同じく当時の反逆者であった藤原純友と比叡山で共謀し、
  「将門は王孫なれば帝王となるべし、純友は藤原氏なれば関白とならむ」としたとある。
  信憑性は、ほぼ皆無の伝説ではあるが、
  一方で、当時の人々の仮託として「天下を奪う」概念は持ち得たという事だ。
┼─────────────────────────────────────┼

                  ,..-―――-.、
                / _ ___  ヽ
                ,' ./ ((   `ヽ ',
             l__| ‐-.、  ,.-‐ |__|
               { |. ´ ’`  ´’ ` | }             ,r;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
            ヽ|.  ,..-'-.、  .lノ            /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、_
.              从ヽ ヽ---'  /从            /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;=--
   ,..-―-.、,.-、''" ̄.|  \ __ / |‐-.、          |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-、、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
  /  ,.-― l  .',__  ヽ.  l  /    `ヽ        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-、,))''',,,-ー,;;;;;;;;;;;;;;;;ハ
. ,' , .,.-‐‐r‐ヽ ヽ、 "''‐-.、  _,,..-――‐ `''‐-..、   r',--、r-''-rj-、-、ヽ;;;'''  `ー,;;;;;;;;;;;;ハ
..| ./ ./  r'′ .\  \    ヽ/        ヽ   ヽ / /  ||  `ー‐` ,,,;;; _r―--、;;;;;;;;;;;;))
..| l .l / ヽ  ヽl´ .|    .|            l    |( = |    ,;;;;'''  t_ツニン';;;;∧_|
..ヽl  ヽ ヽ  ヽ、/  ./     |                /;;;;;.._ | ,,,;;;;;''´ _  :::|    /;;;/
  \  ヽ._ヽ--ノヽ-'       |         / ,r;;;;;;;;;;/ ::::|   -====z::|   __//
    `''┬‐'"´ ヽ._____ノ ヽ.____ ノl r';;;;;;;;;;;;|  :::|   ー-、_ _゛`ヾ/
      ',   ニ/-..,,_./   .l  ヽ_,,.-''ヽ__ _|;;;;;;;;;;;;|――:::|     ー    /
       ヽ  ー< `''‐..,, { ,.-‐ ┼‐-.、}_,,...- /;;;;;;;;;;;;;;;;;| : : : : : ::|       /
       ヽ  `''-..,,_ {    |   }_,,..-''|;;;;;;;;;;;;;;;;;r'''|: : : : : : :ムヽ____/
        |        {` ̄ ´l` ̄´.}  /;;;;;;;;;;;;;;;ツ: : : : : ,,,,r''' ̄==-- 、
                       /: : : : : : : : : : : : ,;;'': : : : : : : : : : : : ヽ
                      |: : : : : : : : : : : : :i: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ

                        ◆藤原純友/梁師範(893?~941年)
.


207◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:27:19 ID:jqNX8taM0



.        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
.       /:.               \
     /: : :               \
.     / : : :                  ヽ
    | : : : :   ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,,   l        しかし、だからと言って源義家がその発想に至ったかというと、
    |: : : ::;  ( ○ )   ( ○ ) .;:: |
    |: : : : :    ´"''"      "''"´     l        その可能性は極めて低いと言わざるを得ない。
  ,_ ヽ___    (    j    ) u /__
/:: r' | r' ̄二ユ:`ー-‐'´`ー-‐'′ / : :: :: :`:、__
: : : :::| .| | /  ) `)         /: :.ヘ : :: :: :: :: :: :\__
 : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_  _  , ´ |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
 : :: ::\         `ト、   /: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
 : :: :: :l: `ー┬-、      |ii入 /|:: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
  : :┐|: :: :: :: :\)  7 ./iiii〈    |: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
 : :イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiiiiiii}   | : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
 イノ: : / /: :: :\_  ̄\iiii}   |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|

.


210◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:29:30 ID:jqNX8taM0


┼──────────────────────────────┼
  当時(平安時代)の知識層の多くは、漢籍の学問に熱心な一方、
  大陸で天下を取った人々の武功をどこかスルーしている節がある。
┼──────────────────────────────┼

        ト、、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_,. -‐ '":;:;:;:;:;:;:;_,.ノミ'、
        |:;:;:;:``'ー:;:;:;:''"´:;:;:;:;:;:;:_,. -‐='二三シハ
        ト、_:;:;:;;l:;:;:;:;:;__,. - '"´ 三三三三彡ノ!
        l:::l  二、― 'r―-,_   _三三三彡彡ニヽ
         ヾi  `ー′:. `""´   ` ̄'三三彡片ヽl|
         '、 , - 、、   __,.. .. ,、_,  '三彡'^> ノリ
         l イで>、ヽ  ':,ィ'で'>'"   三シ' f ノ /
         l ヾ二フ ,!  ヽ二彡'´   }ツリ ,、_ノ      ※個人の感想です。
         '、    l    ,.、      i 川 ├ミ'、
          ヽ   ,'   '__)ヽ、    /``7>、
             ヽ /`ー'i´   \   /  ///>、
           ヽ'、 、_,==ァ=-、_,} / /./////ト、
            \ヾ二"´_,. ‐-.:.:/ /.//////:.:ヽ
           ,. -/ゝ、':、_:' :、_ _:/ / //////:.:.:.:.ヽ‐- 、
          / /:.:.'、 ヾ"゙´ ̄ / / /////'′:.:.:.:.:.ソ ノ )
      ,. -―{ 、/:.:.:.:.:ヽ ヽ.  / / /////:.:.:_,. - '" / ̄``丶、
 _,. -‐ '"´   ヽ `丶、r―--`'-/ / /////''"´   /       `丶、
'´          丶、_` ̄ ̄ / / ////'′ _,. - '′          `丶、

.


211◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:30:19 ID:jqNX8taM0



            __
         /      \
        /─  ─    \
      / (●)  (●)    \          考えてみると当然で、未だ革命のない日本の古代において、
      |   (__人__)       |
      \  .` ⌒´      /_       天下に覇を唱えた者の武略を評する事は
     //              ヽ /\
    / /        _     /  /    それだけで革命を望んでいると疑われる面があったのだろう。
  /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(__.ノ ̄|\/|
    |              | /
    |__________|/

.


212◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:31:17 ID:jqNX8taM0


┼──────────────────────────┼
  『平家物語』の序文には新の王莽や、唐の安禄山を挙げて、
  平清盛、あるいは木曽義仲と対比させている。
  この頃まで日本では、天下人≒逆臣であり、
  ネガティブな捉え方が一般的である事が見て取れる。
┼──────────────────────────┼

 >≧≠ミミ/  ,ィ        |::::::::{ vr      _,ャ
.///彡≦ミf'’ /::::!   y!  ノ:::::::ノ   , x≦三彡'´
川//彡'7彳 /::::::::::、  l{ f:::::::::/   f彡"´
リ川リ'///ハ/::::::::::::::\  ' {::::::;/   イ
'八Ⅶ{v'ノⅣrへ:::::::::::::::ミ、_, ゞ'
ノハリ///lK   ~`ぇ=≧≠ヽ
イノ )///'八 ィ彡'⌒-一' ∧       ー―- 一 ⌒ヽ
ー彡彡彡'川ヽ       ノ }           ー一 ミソ
三三三≧彡彡ヘ    7 ん'⌒  )             /′
≧=≡三彡彡爪     弋  f;'    -‐― - /〃
ヲ彡'≦三三彡'川ヽ        ̄   /, ¨´ ̄ア /  /     ノ
巛彡"//////ノノル'∧\ ノ (⌒二彡 '    / ′     /
人ミv'///'ムイ/////'ハ ( (__八   _  <   ノ    /
彡ヘ》≦彡'ノノ/////,人  ヽλ_`¨´ _ ,-‐ 彡     /
三彡リ彡イ'////ムイ川≧x    ̄

                 ◆平清盛
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213◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:32:00 ID:jqNX8taM0


          ____
         /      \
       / ─    ─ \
      /   (●)  (●)  \         平将門の例などは例外であった事は間違いない。
      |      (__人__)     |
      \     ` ⌒´    ,/           その意味において「天下を取る」という概念にポジティブな意味はなかった。
     r、/          \r 、
     |:l1             l;l:|         源義家自身もその認識の影響下にあっただろうと思われる。
    /|` }            { ´|ヽ
   ノ `'ソ              ゝ' `ヽ、
  /´  /               ヽ、 ヽ
  \. ィ                   个‐´
     |                  |

.


214◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:33:17 ID:jqNX8taM0


┼─────────────────────────────┼
  つまり「天下を取る」とは、天皇に反逆する事と同義だったわけで、
  源義家にそんな考えは………
  まあ、世を嫉む境遇になかったわけではない所が難しいが(汗)
  「七代をかける」程の発想には至らなかっただろうと言える。
┼─────────────────────────────┼

  ヽ:,         ̄'''-、::::::`''―、,            |
   \::`-、,,,_,,,―''''' ̄:::::::::::::: ̄⌒\  ヽ、   l    /                    .,,
     \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\,ノ i   l   /                 ..;;;;;
    ヽ,  |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::     ノ     !  /                ..;;;;;:;::.
     |\|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::   \    l ,i               ..::;;;;;:;:;.
    >::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::       \  l l              ..::;;;;;;:;:;:.
     |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  /ヽ,:::::::   ∧| / |             ..:;;;;;;;:;:;:.
   \|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/'i::  /   /:::::::::::: | )' ,i            ...:;;;;;;;;;;:;::.
    ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::/‐;;|/、_,  ノ::::;;;;;;.-y;;/   /               ..:;;;;;;;;:;::,.
ヽ     |::::::::::::::::::::::::::::/V⌒>、;ノ ''´"y;;;彳/ノ   /    ,,,,__      ..:,,;;;;:;:;:;..;.     ひー!げー!きー!りー!
  \,   \:::::::/^ヽ::::|  Υ|;;;;;|      i |oi {    ,i    `''-、_ ̄'''―ニ二 -;:;:
  ヽ  <:::::::::| i^(|(   i._lP_j    、`'' ´ i   |       ``y'"´⌒ ヽ,^ヾ'.,_
    \  `ヽ;;;_\ゝヽ             ノ   /   /        /    `\_,`)  `'-、
       `ー-、 ` ̄`´r'、       -‐' /)),ノ /        /    `\_,ノ` ̄Y_ノ
            ヽ, ヽ `''ー-- .,_´rく=r"ヾ,_/ ヽ       /     `\ノ
_,, - - ――r―-、_   `''-ミ___,,.ノ   y | |  \    /   ノ^ゝ_ノ
        /     \ \          /  l, l    ヽ /    _,( ^ )
       l         \ ゝ二ニ='''´   / 'i    /     /^  ~
       |          \        _/  | /      /\
        \           `-―‐‐''"     /      /   \
            \         ヽ、,      /        /
.


215◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:34:35 ID:jqNX8taM0


        ____
      /      \
     /  ─    ─\
   /    (●)  (●) \
    |       (__人__)    |   ______   あと、最近、織田信長のキャッチフレーズ
   \      ` ⌒´  ,/   .| |
   ノ           \   .| |          「天下布武」の天下の意味の再検証が
. /´                   | |
 |    l              | |            歴オタの間で流行っているような、いないような気もするが……
 ヽ    -一ー_~、⌒)^),-、    .|_|______
  ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニニニ   _|_|__|








        ____
      /      \
     /  ─    ─\
   /    (●)  (●) \         あれは、あくまで「ノブタンこの頃から天下統一構想持ってたスゲー!説」
    |       (__人__)   |           のカウンターとして提示されているものと思っていて、
   \      ` ⌒´   /          それ以外の場面で特に懸念する必要はないのではないだろうか?
   ノ            \
. /´                 ヽ         一般に「天下」は日本国全体の意味で充分であろう。
 |    l             \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))

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216◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:35:14 ID:jqNX8taM0

------------=================ニニニニニ三三三三三ニニニニニニ=================------------

      ---------==============ニニニニニ三三三ニニニニニ==============---------

                -----========ニニニニ三ニニニニ========-----
                        ----====ニニニ====----
                             ---===---
                                -
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217◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:38:19 ID:jqNX8taM0


       ,_   _
     、-ー'`Y <,___
  __≦ー`___ _二z<_
  > .,,_  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
 <之′Y´/        \
   >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  ,   ゙i
  | ヽ,{  |寸寸T ハT7} ィ, l
   ヽレⅣ ハ (●) (●)| ハ|
     V ト'(1     ,   }"
       Vィ丶,  ―   ,.ノ       ……ふむ、源義家ではないとすると、
      │「ィ::ニE7l´
      └l´::::/ヽ.ト,            何時、誰が、義家の予言を騙ったのか?と言う事になるな?
        |::::|´  ̄`il
        |::::|     |i
        |:::::|    \
       /l_リ l   ヽ \
      \    |    ヽ/
        `'r‐┼rーrー ´
         |::::| |::::|
         |::::| |::::|
         {ーイ リrヘ,
         'ー`  'ー`-

.


218◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:38:52 ID:jqNX8taM0


                       _  -‐-  、
                         , ´       ` 、
                    /               \
     ,. -‐'fフフ           7                `、
     /   r‐´ r‐、         /                 ヽ
   ノ  _/_ 」  .l      |   ー‐-‐'   `ー‐-─     !
   i   _ _ .) ,'       |   ( ー‐) '" ( ー‐ )   !    実は、先ほどの「天下を取る」概念の説明で、
   !     `{ ノ        ヽ     ,    !          /
   |  ー ― 、}´; ̄ ̄;` ー‐-/;:;\  ヽ_人__,ノ`   /,.,.,.    ある程度、“作られた”時期を絞り込めるんだ。
   l   ,.-r /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ_ ` ー     __, イ:;ヽ:;:;:;
 /i!    〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!  \ _ー‐_,./  i:;::;:ヽ:;:;
´:;:;:!ヽ _∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ト、 /!;;;;;;;;;;〉、 ,,.イ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ、_  /;;;;ノヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.`'  ヾ--〈  V  !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /`:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-、:;_:;」    !;;;;;;;!     |ヾ、:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:|    |;;;;;;;;|     !:;:;\_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ 、:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:!   !;;;;;;;;;!   /:;:;:;:;:;:;:;7

.


219◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:39:38 ID:jqNX8taM0


               ____
            ,. -'"´      `¨ー 、
           /            ヽ ヽ、
        ,,.-'"          ,,.-'"`     ヽ、
       /        、__,,.-='、':'"        ヽ、        平清盛の時代までは「天下を取る」事には、
      i へ___,    " ゙.゙、;;;;::',ノ           ヽ
      ./ i ゙:;;;;;,:〉     `''''''"             ヽ       否定的な意味が大勢を占めていた。
     / . ゙ー-''"       ヽ               i
     /    i   人     ノ               l       しかし、ある時期を境にこの意味が反転する。
    ,'     ' ,_,,ノ  `─-‐' ヽ               l
    i      `、  _y──‐ l               /      「天下を取る」事に肯定的な意味が付加される。
    ',       i_/  / _ '              /
     ヽ、       ̄ ̄               /          言うまでもないがそれは……
      ヽ、_                     /
         `¨i                     ヽ
          /                      ヽ
         /                     ヽ

.


220◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:40:30 ID:jqNX8taM0


                         ///ー―=彡イ
                          (( (          ⌒ー=ミ
                      /⌒             ⌒ヾ
                    /       { 、      ⌒ヽ
                      /        )ハ、      i|
                 〈   `Y八 `Y(  八)八     八
                      }     ノ辷=-八 , -=辷'`ヾ     `Y
                      イ  イぐ赱ソ`Y  ぐ赱ア 丿    }リ
                      {    ノ)   |     ⌒Y   丿    ┼───────────────────┼
                 乂   ノし    、`,      八   (       「天下の草創」、源頼朝以降の時代である。
                     ) 小、   __    彡イ   ミ=ー   ┼───────────────────┼
                      彡イ 八   ´ ー `  ノノ(  丿
                   ノ八リ\      / |  )乂
                         辷=个_  .イニニY'(
                     {\}{ {_/三: : \.ノ|
                       {ミ |  __三.: : : : :.入_____,zrzrzrz、
                      __,{つ_|_(   _  -‐=ニニ二二二二二才㍉㍉\
          ,rzrzrzrzr-‐=ニ二\ { ___/二二二ニニニニニニ//,} }\\\〉
         /} } } } } ノ-‐=ニ二二///二ニ)´  ━━=≦二二/'⌒V/} }ニ} }芥辷彡イ
        /)ノノニ≦¨¨¨¨⌒Yニ///二/  ━━=≦二二/.:.:.:.:.:.:.:.V{_}ニ} }{父}{`Yj
       ,イ//仁≧=━━  `¨¨¨¨¨´  ___ イニニニ/.:.:.:.:.:.:.:.:.: /∨ニ〈 _儿ノ{儿八
.      /// / //r仁≧=━━ 、  /二二二ニニニ> ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:ヽニニニヘ
     '// //{{ |二ニ=ー ‐=ニ}  {ニ=ー=ニニ// :.:.:.:____彡:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ニニニヘ、
   く´ ̄`ヽ⌒ヽ|ニ|                /'′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.://,\二二\
  /⌒/:.:.:.:.:.:.:. \|┃┃|ニ\/ニ| ┃┃ /________彡′.:.:.:.: イ//// ヽニニ \
 〈   ,′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.((ヽ┃|ニニ二二| ┃┃,/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. //////////\二ニヽ
 /   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:///ヽ:.:.:\ニニニニ| ┃/´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/://///////////,\ニニ\
.〈_/  | :.:.:.:.:.:.:.: 〈' 〈__丿:.:.:.:.:`   _/ ̄ ̄ ̄`ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /:.:./////////////////ヽ二二\
 {_j=ト|:.:.:.:.:.:.:.:. 丿/⌒〉:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:__/:.:.:.://////////////////// ヽニニ
 /:.:.:.:.:.` :<:.: 〈/r廴/\\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./く.:.:.:.:.:.//////////////////////////

                     ◆源頼朝
.


223◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:43:29 ID:jqNX8taM0


         _   _,
      ___,> Y´'ー-、
     _>z二_ ___`ー≧__
     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
    /        ヽ `Y′之>
.   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
   l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
   |ハ |(●) (●) / / ,/レ′     ……たしかに、鎌倉幕府の権勢がつづく限り、
     `|   ヽ    「)'/|/
     ヽ、_  ロ  _,.ィT/                頼朝の業績は、肯定されつづけるものな。
       l 7Eニ::ィ1│
       'イ/ヽ::::`l┘








         ____
       /       \
      /   ―   ―
    /     ( ●)  (●)'  ∫
    |         (__人__) | ∬         そして、源頼朝以降と言う事が分かれば、
    \        ` ⌒´  .| ̄|
____/       ー‐  '-|_|)       さらに時代を絞り込める。
| |  /  /          __/
| |  /  /          |
| | (    ̄ ̄ ̄⌒ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

.


225◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:44:22 ID:jqNX8taM0



         ____
       /       \
      /   ―   ―
    /     ( ー)  (ー)'
    |         (__ノ、_,x ,--、           源義家の予言、「七代の内に」という事であれば、
    \.       `ー<  ヾ zヽ ズズ…
____/       ー‐\/| |         源頼朝の代に既に大願成就された事になる。
| |  /  /            __ノ
| |  /  /          |                 にも関わらず、予言が継続されたのは何故か……?
| | (    ̄ ̄ ̄⌒ヽ.   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

.


226◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:45:09 ID:jqNX8taM0


  /::,ィア::::..          /}        廴
  ノイ/:::/:::::/:::::::::/ / / / ハ          :j     ┼──────────────────────┼
   / ハ:::::::/::::r/ / / ̄// ̄! i!       :|       北条氏に“天下を奪われてしまった”からである。
    |/ | ./{::::::::::ヽノイへ ノ'_____| ノ: y       :!     ┼──────────────────────┼
      j/ イ}::::::/  ヾ::::L ー┴宀ソ/i     :i!
       ノ/      ̄     )' リ r―、 ::l
       `iヾ辷ーァ         / /刀 i :ノ             ,. -―‐- 、
          |::::::::::::__        / /ノノ ノ :/             / ,へ.  ,、ヽ
        l:::::::::::≠ミ=-,...__〟    レ'ー'/::从            i /  `ー' ヽ!
        |:::::::::{..___    ̄   入__(:::::::::::i             ,h |'ニ.._┐r_ニ-ト、
         ';:::::::::ノ     ,,イ /  ∧入::::::l       、      l〔|j ニ・ラ 'f・ラ|/
         }:::::/    ,,;;≦:::::{ /     ヾ、:::|       ヾ''"" ̄`y个ハ   、| |,. /
         jノ _ ―{:::::::::::::::::/       从k      __`.ニ=‐/l/ ヽ ー‐一/
          ̄    ヽ:::::::::::/  --;;::: ̄ ̄ :__... -‐''''"~      l  l.   ヽ_____/ | ‐- ...__
            _/-='' ̄     -――/ ヽ         | |     |  |    ~"'''r 、
            i:   /: ̄ ̄ ̄   ̄ /    `、         |  |―-、 ,.-‐|  |        | `、
            |:  /:::::::::       /    `、       |   |ー―――|  |      |  |
    ____r‐'{::〈k=ニ二二二二`ヽ、/ _    }  / 〉  |    |:::::::::::::::::::::|  |     |   |
  ィ斥:::::::―…¨::::::::::::::::::::........      ̄/     `ヽ,// /    `\. l::::::::::::::::::::::| /  ⊂二二\,ハ
                       /  ⌒\/ |     ,/  |::::::::::::::::::::::| \  ヾ;-\- ヾ   ノ
          ◆北条義時      /  \ //  ノ     |  |:::::::::::::::::::::::|  |   ヾ二.~^十''⌒
                      /  / / / , |         |   |::::::::::::::::::::::::| |    |_|   |
                      / /  ./ ./ /.//       |  |:::::::::::::::::::::::::| |    | ヽ  ,ハ
                     //   / ./ /.//        | |::::::::::::::::::::::::::|l    |  ヽ/ |
                    /    〈_/ ,/,〃         ヽ|:::::::::::::::::::::::::::|     |    |

                                        ◆北条泰時
.


227◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:47:33 ID:jqNX8taM0


             / ̄ ̄ ̄ \
           / ─   ─  \
          / (ー)  (ー)   \    源氏将軍が続いていたら、
          |     (__人__)      |
         /⌒\    ` ⌒´ j⌒i、/     物理的に予言が意味を成さないよねって事だけどね。
      /´     ・      /  /
    _(__ l,       . ノ  ノ       ちなみに「源平交代説」も、この頃から生まれている。
  /´______`___ _´__ノ








         _   _,
      ___,> Y´'ー-、
     _>z二_ ___`ー≧__
     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
    /        ヽ `Y′之>
.   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
   l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
   |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
     `|   ヽ    「)'/|/        ……そうすると、時期的な目安としては、
     ヽ、_  ―  _,.ィT/
       / Eニ::ィ -、 |                「承久の乱」か「宝治合戦」以降か………
      /::::;/ ヽ:::/:::/'::
     /:::/へ ヘ/::::/:::
     /:::::\ ヾミ::::/|:::
    (;;;;/| \;;;;ノ/:::
       /    〈:::

.


228◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:48:06 ID:jqNX8taM0


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \     うん、そうなる。
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /      ところで源義家の予言は、なんで河内源氏嫡流でもない
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |         足利家に伝わっていたのだと思う?
  \ /___ /








                _   _,
             ___,> Y´'ー-、
            _>z二_ ___`ー≧__
            >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
           /        ヽ `Y′之>
       .   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
          l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
          |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
            `|'''' ヽ ''''  「)'/|/
       グッ! ヽ、_ ▽  _,.ィT/ ニコッ       そりゃあ、足利家で“作った“からだろ!
         n___l 7Eニ::ィ1│
        ミ__:::::::::::::::'イ/ヽ:::::`l┘
           ̄ ̄ ̄i´ ̄ `|:::::|

                                          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                                          |  だよね。   |
                                          \_____【やる夫】
.


229◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:49:06 ID:jqNX8taM0


          ____
        /    \
       /          \
     /    ―   ー  \
     |    (●)  (●)  |      まあ、どこともなく足利家が入手した可能性もあるけどね……
     \    (__人__)  /
      ノ    ` ⌒´   \         その場合は置文の出処ってのはもうお手上げだけど、
     /´            ヽ
    i"        r――'' ̄ ̄7      逆に“足利家で作られた”と仮定した場合……
        ヽ    |!      /
           ーァ⌒}      /^}
            >ー'    /_¨´


.


230◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:49:40 ID:jqNX8taM0


         ___
      /)/ノ ' ヽ、\
    / .イ '(●)  .(●)\
   /,'才.ミ).  (__人__)   \
   | ≧シ'   ´ ⌒`     |    ……これを作った人間の“都合”を考察する事ができる。
  . 〉 ヽ            /
   /              <
  .(                  ヽ
                  |







            ,、 , ィ
              _> Y <_
            /\     /\
            >┴ `⌒´ ┴<
        //        \
         〈,i  ,  l、  ,.l  ,  ゙i
        /il | 寸寸T T寸寸| } li
       ヽi,ヘゝ(●)  (●) //レ′
.          |/(ゝ   ヽ    /)'|     ……都合?
            ヾi丶.,_ ―  _,ィ
               ムEニヨマ
             /:::::::/ヽ:::::ヽ

.


231◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:51:38 ID:jqNX8taM0


      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ
    N│ ヽ. `                 ヽ
   N.ヽ.ヽ、           ,         }.
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ        |
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |.
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ       そう、足利家で作られ、継承された以上、
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'        意味もなく、面白おかしい文書を作ったわけではないだろうという事だ。
       ..(    j    )     /│
.        `ー-‐'´`ー-‐'′   /  ト,         つまり、足利家の視点で見れば、予言の意味が見えてくるんだ。
           >、}z‐r--| ..../  / |ヽ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    |
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../

.


233◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:54:03 ID:jqNX8taM0


┼───────────────────────────────────┼
  おそらく、これを作った人間は、こんな事を考えていたのではないか?─────
┼───────────────────────────────────┼



    !                                       l
    .!      `'ー ,,_                  _,,,___       !
    |     -.、   `''ー ..,、   | |   ...ーー''"´   ._,-       !
    l         广''┬--v-‐.   ゛    'i-----r‐''゙]         i!
 ,..-'".l      ヽ,、.ゝ-'゙ _./         ヽ_.゙ー'" ./         ,l~ ..,,
´    ヽ       .`゙゙゙゙゙./             ヾ゙゙゙゙゙゙゙          /     ゙゙'-、、
     .\       │                l              /
       .`'-、,     ゝ..____,..-ー .____イ



.


234◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:54:39 ID:jqNX8taM0


                 , -――- 、
                /三三三三=ヽ
                  /三三三三三三ヽ
               l三三三三三三三}        ┼──────────────┼
               l三三 三三三三/           北条の天下が許せないと!!
               ヽ=三三三三三{          ┼──────────────┼
               ∨ニ三三三三/
              __/三三 三三/
       _,  -  '" ´三三三三三 ヽ、_
     /三三三三三三三三三三三三三三ヽ、          ┼───────────────────┼
   /三三三三三三三三三三三三三三三三ヽ           頼朝公の業績は「源氏」が継ぐべきなのに、
  /三三三三三三三三三三三三三三三三三三\           北条氏はそれを盗みとってしまった。
/三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三\      ┼───────────────────┼
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三\
三三三三,三三三三三三三三三三三三三三三三三三三\
三三 / ヽ三三三三三三三三三三三三三三三!、三三三三ヽ
三/     ヽ三三三三三三三三三三三三三三| `ヽ、三三三 \

.


235◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:55:18 ID:jqNX8taM0


              _
         /三三ニヽ
        /ニ三三三ニ`、
          {ニ三三三三ニノ              ┼───────┼
         ',三三三三ミ/      ト           許せない!!
          ',ミ三三三ミノ        |.l,.-、_      ┼───────┼
.         _.,/ニ三三ミ/         ',三ミ~〉
..._,,.-‐=ニ三三三三`- .,,._     ヽ三ミ〕
゙三三三三三三三三三三三ミ` 、    〉ニミ',
......三三三三三三三三三三三三`-、  `、ニニ',
.三三三三三三三三三三三三三三ミ\_〉ニニ.',      ┼─────────────────────────┼
三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニ.',       今や、北条氏に対抗できる力を持つのは自分らだけだ。
.三三三三三三三三三三三ミ.,- .,ニ三三三三ニ〉       ならば、自分らこそが頼朝公の意志を継ぎ、
 三三三三三三三三三三三.l    ~"''ー-.=.-'       「源氏」の世を取り戻してやろうではないか。
.゙,'',ニ三三三三三三三三三三',               ┼─────────────────────────┼
゙i ',ニ三三三三三三三三三三l
.... ',三三三三三三三三三三ミl
|  |ニ三三三三三三三三三ミ.l

.


236◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:56:09 ID:jqNX8taM0


      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ
    N│ ヽ. `                 ヽ
   N.ヽ.ヽ、           ,         }.
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ        |
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |.
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ     しかし、血統的に言えば、足利氏は必ずしも頼朝には近くはない。
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'      源範頼系の吉見氏など、単純に頼朝の継承とすると、
       ..(    j    )   U /│
.        `ー-‐'´`ー-‐'′   /  ト,       他に優先すべき血統は他にあるとも言える、そこで……
           >、}z‐r--| ..../  / |ヽ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    |
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../

.


237◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:56:50 ID:jqNX8taM0


源義家
 ┣━━━━━━┓
 ┃            ┃
源義忠     源義国
 ┃            ┃
 ┃            ┃
源為義     足利義康
 ┃            ┃           . . . . . .. . ... . . . . ... .
 ┃            ┃           頼朝の天下を取るという大願のはじまりを
源義朝     足利義兼
 ┃            ┃
 ┃            ┃
源頼朝     足利義氏         . .. . . . . . . . . .. .. . .. . . . .. . .
 ┃            ┃           頼朝と血統が繋がる義家まで持って行ったのではないか?
 ┃            ┃
源頼家     足利泰氏
 ┃            ┃
 ┃            ┃
源実朝     足利頼氏
               ┃
               ┃
           足利家時
               ┃
               ┃
           足利貞氏
               ┃
               ┃
           足利尊氏
.


239◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:58:26 ID:jqNX8taM0


.        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
.       /:.               \
     /: : :               \
.     / : : :                  ヽ
    | : : : :   ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,,   l             頼朝の業績はあくまで“義家の天命”に従ったものであり、
    |: : : ::;  ( ○ )   ( ○ ) .;:: |                            . . . . . . .
    |: : : : :    ´"''"      "''"´     l           それが潰えたならば、他の義家の子孫が、
  ,_ ヽ___    (    j    ) u /__
/:: r' | r' ̄二ユ:`ー-‐'´`ー-‐'′ / : :: :: :`:、__        天命を果たすべきである……という感じだろうか?
: : : :::| .| | /  ) `)         /: :.ヘ : :: :: :: :: :: :\__
 : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_  _  , ´ |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
 : :: ::\         `ト、   /: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
 : :: :: :l: `ー┬-、      |ii入 /|:: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
  : :┐|: :: :: :: :\)  7 ./iiii〈    |: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
 : :イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiiiiiii}   | : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
 イノ: : / /: :: :\_  ̄\iiii}   |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|

.


240◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:59:21 ID:jqNX8taM0


            ,、 , ィ
              _> Y <_
            /\     /\
            >┴ `⌒´ ┴<
        //        \
         〈,i  ,  l、  ,.l  ,  ゙i
        /il | 寸寸T T寸寸| } li
       ヽi,ヘゝ(●)  (●) //レ′       やっぱり、その偽書で正当性を主張しようとしていたのか?
.          |/(ゝ   ヽ    /)'|  .n∩n
            ヾi丶.,_ ―  _,ィ    .|_||_||_∩
               ムEニヨマ     ∩   ー|
             /:::::::/ヽ:::::ヽ   .ヽ )  ノ







            __
         /      \
        /─  ─    \
      / (●)  (●)    \       それはわからない……というか、そうではないと思う。
      |   (__人__)       |
      \  .` ⌒´      /_      あくまで自分らは、頼朝(を仮託した義家)の子孫だという
     //              ヽ /\
    / /        _     /  /    意識に持って行きたかったように思う。
  /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(__.ノ ̄|\/|
    |              | /
    |__________|/

.


241◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 22:59:58 ID:jqNX8taM0


                     、___ ,≧`ヽ∧,ィ
                    _,>   . . .  '¨ ̄\
                   ,>-<__:.:)〃    <二 _,
.                __,ィ' ´ ̄ ̄`` マ¨`ヽYⅣ: . : . . . /
                -=彡' ,ィ  ,ィ    Y′}} } : : : : : : `ゝ
               イ/Aハ/‐ト、j    /||,j/|/): : :i`ゞ
                  レ●´ ●)Ⅵ / / / j}|:|: ://:弋_     なるほどね……
                 }丶     j/ノく イ| |:|  : : {`ー一
                  -     ´そイ|:|:U:.| ,イ:人       じゃあ、「承久の乱」以降の足利氏で、
                  \_     xケ|:!|:|ラ彳/ j/
                    卞-イY´:.〉|:!|;|,イ从          あやしい者というと……
                       ,辷_彡':.:.:.\`
                 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\


.


242◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:00:31 ID:jqNX8taM0


     {ー- 、∧ノ{
     _ ゞ ≦    ̄ ヽ
   r ′ - > -―  ̄`ー 、
   |/  /   ヽ    ヽ  ヽ
   /  /  /      ヽ ヽ  `、
  ム. l  /      \  l _L  l
  |l | /  l  l  ト、  l 斗七ハハ ノ
   川 l |  {、 |」斗ヽ、|/レ'レ 从!
  ノ リ!八 l  k<! ヽ!    (● )l l      ……やっぱり、尊氏の祖父の家時、
    ヽ ヘ  ヽ (● )      リ
     } 人ヽヘ ゝ     ′  ノ         こいつが一番あやしいんじゃないか?
     ノ   `~ゝ     -  ≦ーフ
          廴 ` ー  ≦ } ヘ く
         /  ヾ   彡 _,イ._ノ、._ゝ
         /   , ゞ- _ノ〇l `ー'
          /   /  〇  〇|








      ____
     / _ノ 、\
   /   .(ー) (ー)\
    |   u (__人_)  |⌒ヽ/⌒\
  (''ヽ    `ー'  / 〉 〉 ,、  )    …………あ、やっぱり?
  / /         (__ノ └‐ー<
  〈_/\_________ノ

.


244◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:01:27 ID:jqNX8taM0


      ___,> Y´'ー-、
     _>z二_ ___`ー≧__
     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
    /        ヽ `Y′之>
.   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
   l ,ィT7T寸寸l |i  | |  }ノ |
   |ハ ( ●)   / /   ,/レ′
     <      「)'   /|/      ………ん?なんだ?違うのか?
     ヽ、‐   ノ ,_,.ィT/
       Eニ::ィ1リハ:ソ
      ィ':::::::::::::::::`.:
      |::||::::::::::::::: ||









           / ̄ ̄\/ ̄\
           / ̄ ̄ ̄`.  \    \
          /           、    、    ……いや、違わない。
        /           i     l
    _/ 、  ,イ            /        源義家の予言の出処が足利家時である可能性は高い。
   (     )_/______ノ__ノ
    ̄ ̄
.


245◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:02:30 ID:jqNX8taM0



       ___
      /     \
    /        \
    /::::::           ヽ        そもそも、置文の存在を信じていると言ったのは家時の遺書の事で、
    |:::::          i
    ヽ:::        __/       今川了俊の記述を見ても、義家の置文と二通あった感じがしない。
    /::::        \
    |:::         _)       おそらく義家の予言は、家時の置文の文中のみに現れるのではないか?
    |::::         i
    \___、_____  ノ _)


.


246◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:03:03 ID:jqNX8taM0



       / ̄ ̄ ̄ \
      /  ─    ─\
    /    (ー)  (ー) \
    |       (__人__)   |            つまり、一連の「置文伝説」は、
    \      ` ⌒´   /
      / ヽノ   ⌒\__            総て足利家時の自作自演である可能性が高く、
     / |      \___)⌒\
     ` ̄\ \     -''' ⌒(___)       それを否定する材料は見当たらない。
         \         /\ \__
           ` ―─―─´   ヽ___)








            __
         /      \
        /─  ─    \
      / (●)  (●)    \
      |   (__人__)       |       ……そうなんだけど、敢えてもう一歩考察を進めてみたい。
      \  .` ⌒´      /_
     //              ヽ /\
    / /        _     /  /
  /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(__.ノ ̄|\/|
    |              | /
    |__________|/

.


247◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:03:37 ID:jqNX8taM0


         _   _,
      ___,> Y´'ー-、
     _>z二_ ___`ー≧__
     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
    /        ヽ `Y′之>
.   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
   l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
   |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
     `|   ヽ    「)'/|/      なんで?家時でいいじゃん?
     ヽ、_  ―  _,.ィT/
       / Eニ::ィ -、 |
      /::::;/ ヽ:::/:::/'::
     /:::/へ ヘ/::::/:::
     /:::::\ ヾミ::::/|:::
    (;;;;/| \;;;;ノ/:::
       /    〈:::








          ____
        /      \ ( ;;;;(
       /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
     /    (─)  (─ /;;/
     |       (__人__) l;;,´|        いや、なんかさぁ~、「義家の予言」って、
     /      ∩ ノ)━・'/
     (  \ / _ノ´.|  |        これから自殺する人間が騙ったにしては出来過ぎてるなあって思って。
     .\  "  /__|  |
       \ /___ /

.


248◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:04:37 ID:jqNX8taM0


┼─────────────────────────────┼
  死ぬ時は、もっとシンプルにならないものだろうか?
  たとえば「三代のうちに北条氏を滅ぼせ!!」と言っていれば……
┼─────────────────────────────┼


           , = '" v -─ヽ、
         //         \
        //          ヾ.i
        !!    ノ  .i     i' l
        !. ,,,,__ 、 、`____   }  !
        {ハ´,ッ‐- ` -─、゙ヽ i'r‐<
         V.!i`´/ / ヽ ー!!' j ! ノ
         i,!! _,、:::__,、_ !i ,,/ レ'
        ,r.k {,,n─‐r、_}゙'v! / j''r-、
       /":i::ハヽ、`ニ二、ノ ノ/::::}::::ヽ_
     , ‐"::::::!:::::'.、,`  ",,,/'"/::/:::::j、::::`:‐....._
  ,...-'":::::::::::::ハ::::::::::`ヽ',‐'"<彡シ/::::/r、)::i''‐ 、::::`ヽ、

          ◆足利家時







┼───────────────────────────┼
  鎌倉幕府滅亡をもってその宿願は達成され、
  あるいはその後、「建武の乱」は起こらなかったかもしれない。
┼───────────────────────────┼



      _ヽ、} _____                  __
   ー=ニ::::::::::::´:::::::<               r‐'´     三ミヽ
   彡::::::ゝ:::::::,、,、::::::::::::::ゝ             ,ゝ、   三ミミミミ\
  ∠:::::::::レハ|ヽ| | |V/l::::ミ>           { // ̄`ヾ、ヾ、 ヽ≧
  _彡( ヽ| --。‐  レ-。‐::<             \l ●  ●\ヾ >
   ノムヽ         }ゞ               {  _,   リ6)ゝ
    ∠`ト、,, _― _、、イ                 ゝ、 _ , イ
    ,--┘二 ̄ハ ハ└--、             / ̄/ヽ不/ ヽ ̄\
   i.:::::::y:::::::::|  ハ  |:::::r'i             |ヽヽ ', .|| /。゚/ v  ヽ
   |:::::::::|:::::::::| ー| | .l::::..||            | |. \V_/   |   )
   |:::::::::|::::\|  | | i/::::||            | |   †     | /

     ◆後醍醐天皇                  ◆足利尊氏
.


250◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:05:46 ID:jqNX8taM0



     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´|      自殺する程、追い詰められている人間にしては、
/      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |        妙に考える事が複雑で、余裕を感じさせてしまう所に違和感がある……
.\  "  /__|  |
  \ /___ /








            _   _,
         ___,> Y´'ー-、
        _>z二_ ___`ー≧__
        >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
       /        ヽ `Y′之>
.      /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
      l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノヘ ))
    (( ,ヘ, |(●) (●) / / ,/ /
      '、 `|   ヽ    「)'/|/ /       以前からそんな妄想をしていたんだろ?
         \ヽ、_  ―  _,.ィT/=/
        < l 7Eニ::ィ1    〉           そして自分の妄想を自分で信じこんだ……中二病だったんだよ。
         ゝ'イ/ヽ::::` 、 /
           i´ ̄ `ヽ::|
          j|       <
         /    ヽ  \
.


251◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:06:35 ID:jqNX8taM0


           ____
         /       \
        /   ─   ― ヽ
      /    ( ●)  ( ●)'     うん、であるならばその可能性と同じくらい、
      |        (__人__)   |     . . . . . . . . .. . . . . . .. .
      \       ` ⌒´  ,/       別の人間が家時にその妄想を吹き込んだ事を考えてもいいと思うのよ。
      /      ー‐   ヽ







         ____
       ∠三     \
      ∠三三三  ─\
    ∠三三三三   (●)\
    |三三三三(__人__)   |     実は、候補者がいる。
      Ⅵ三三三` ⌒´   ,/
    ノ三三三三ー‐    \

.


252◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:07:10 ID:jqNX8taM0


     , --ー -- 、
  , ´           ヽ
/            .........ヽ
           ..::::::::::::::::::::ヽ
          :::::::::::::::::::::::::::::',
           :::::::::::::::::::::::::::::i
    >ー--、 --ー''/ i|   ノ:::ト
    、●   `ヽ ,:::::::::::/ー´::::::::l ',       その前に確認しておきたいのだが、
      `ー--=ァ'   :::::ヾ=='':::::! ハ
       イ´   ..:::::::::::ヽ::::::::::::l l      足利家時は、なぜ予言の延長を“三代先”としたのだろうか?
、         {    ,、:::::::::::}:::::::::ノ  i
ヾー 、    r´ヽア ̄ ヽ- '::::,, イ   ト
  \.:.:`.ー{ r-'  ィ、_`i`ー、    !.:.i
    ヽ.:.:.:.:ハ`ーフ´ ヽ_`ー, ヽ.:.:ヽ  ノ.:.:.:l
    ハ.:.:.:.r゙ー'   ィー`゙´ }l.:.:.:i´.:.:.:.:.:.:i

.


253◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:07:59 ID:jqNX8taM0


             _   _,
          ___,> Y´'ー-、
         _>z二_ ___`ー≧__
         >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
        /        ヽ `Y′之>
.       /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
       l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ )
       |ハ | (●)  (●)/ / ,/レ′
         `|   ヽ    「)'/|/          ん?どういう意味だ?
         ヽ、_  ‐-  _,.ィT/
           l 7Eニ::ィ::/ /:::ー...、∩       子の代では無理そうだから孫の代で実現させたかったんだろ?
          /     ヽレ:::::::::::::::::::| |- /}、
           /      `、;;;..-.,,_ 丿},ノ / ノ
            /        l:::/⊂ニ  '"  ニ⊃
        /        ノ′   `' ='''"´
         /         {

.


254◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:09:42 ID:jqNX8taM0


::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ  .ヽ
:::::::::::.... __ ..丿   ヽ            そう……子や孫までは自分の遺志の目が届く範囲だが、
:::::::::::...    ヽ   .ヽ
:::::.._ ノ ヽ.____丿   .丶            曾孫になると、もう、目が届くかどうか分からない。
::::::::::::::.... ..::ノ      .)
:::::::::::..   ../       .ノ             だから「孫の代までに」になんだ。
:::::::::.⌒ "       ..ノ
:::::::::::::::::....    ....::::::../            「三代をかける」と言うのはそういう意味なんだよ。
:::::::::::::::::::::.. ......::::./

.


255◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:10:19 ID:jqNX8taM0


            ____
           /⌒  ⌒\
         / (●)  (●)\        次代で北条を倒す事は難しい……それはわかる。
        /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
        |       `⌒´      |       では孫の代に達成せよとするのは、
        \       ー     /
       /´`''" '"´``Y'""``'j   ヽ       何としても実現しろという強い意志の顕れであろう。
      { ,ノ' i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l
      '、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ
       ヽ、,  ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/
        `''ゞ-‐'" `'ヽ、,,、,、,,r'        人間が世代を超えて何かを成すのは、
          ,ノ  ヾ  ,, ''";l
         ./        ;ヽ         どうやっても三代が一区切りとなるという事だ。
        .l   ヽ,,  ,/   ;;;l
        |    ,ヽ,, /    ;;;|         四代目以降は、初代の制御をどうしても離れ、
        |   ,' ;;;l l ;;'i,   ;|
        li   /  / l `'ヽ, 、;|         「成すべき事」が「できたらいいな」くらいには変化してしまう。
       l jヾノ ,ノ  ヽ  l  ,i|
       l`'''" ヽ    `l: `''"`i
       .l ,. i,'  }     li '、 ;;' |
        l ; j / _, -― ' ̄ ̄`ー‐-、_
 , .--、,,__,,-' ̄;;"`´ ;; __  __, -―- 、;; ̄`l
 ;;  ,__   ;;'    r ' ´;;; ヽ_ゝ_;;|    lヽ, /
;, Y´| l  __  /`'| |   |  l  l;|     l ヽ
  | |.;;l_,-'l | V | |.l .|   .|    l  i i   | ;lヽ
 |.| ''.|/ l  |;;;| | | | ;|  |   | ;l l| i ;;;; l |
;; i /   .il /| |.| |  |   i  |   | l i  '`i l /

.


256◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:11:21 ID:jqNX8taM0


       _   _,
     ___,> Y´'ー-、
    _>z二_ ___`ー≧__
    >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
   /        ヽ `Y′之>
.  /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
  l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
  |ハ | (●) (●)/ / ,/レ′
   `|    ヽ   「)'/|/
    ヽ、_  ―  _,.ィT/      …………。
     .`,}ー,r'^ヘ-'"、
     /ヽ/ `_}ィ^!'
     ,'r' / /´ l- 、
     ヽl.rー'´ ヽ ィ
     ノ^ヽ-―'´^ヽ、
   ,ィ^ヽ、/==、 _,.ハ、_





           ____
         /       \
        /   ─   ― ヽ
      /    ( ●)  ( ●)'
      |        (__人__)   |     だから、逆に家時に「義家の予言」を吹き込んだ者がいるならば……
      \       ` ⌒´  ,/
      /      ー‐   ヽ

.


257◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:12:02 ID:jqNX8taM0


圭圭圭圭l圭l圭l圭心
圭圭圭圭l圭l圭l圭l圭心
圭圭圭l圭l圭l圭l圭l圭l圭心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭心
圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭l圭l圭l心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭!
圭圭圭圭圭圭㌣  `''寺圭圭圭圭!
圭圭圭圭圭圭{     }圭圭圭l圭|
圭l圭l圭l圭l圭丞。.  ,,ィf圭圭圭l圭|
圭圭圭圭圭l圭l圭l廷圭圭l圭l圭代          家時と同じ思考をしたと考える事ができるのではないか?
圭圭圭圭l圭l圭アィl圭l圭l圭!i圭圭心                . . . . . . . . . . . .. .
圭圭圭圭圭l丞.《圭圭圭l圭l〉》刈l淤〉        つまり、自分は天下を取れる状況にないが、
圭圭圭圭l圭l圭ュ`冬圭l圭㌢ヾ圭才′
圭圭圭l圭l圭l圭l丞ォェェェィ為シ゛ ̄´           三代後の家時よ、お前の代では必ずそれを成せ……と!!
圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭Ⅳ
圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭㌢
圭圭圭圭圭圭l圭l圭㌢
圭圭圭圭圭圭圭才´

.


258◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:12:59 ID:jqNX8taM0


┼────────────────────┼
  その三代前が、ずばり足利泰氏なのである。
┼────────────────────┼

           //::::::/:://::::l:::::::ヽ::::::ヽ:::ヽヽ:::::ヽ::ヽ:ヽ―-- 、_
.          ∥::::::∥∥::::::l::::::::::ヽ::::::ヽ:::ヽヽ::::ヽ::ヽ:ヽ      ` ヽ、
.          i::i::::::::i::::i:::i:::::::!:::::::::::ヽ::::::ヽ::ヽヽ::::ヽ::ヽ::ヽ_.     ヾヽ
          l:::i::::::::!:::i::::i:::::::ヽ::::::::;;;!--‐'`"!:::;:::::::i:::::;::::::',  ` ヽ、.   ,' ',
.        , '.!:::!:::::::!::::!:::ヽ; -‐' ´ , ‐'´ ̄`゙ !:::';::::::i::::::;::::::',    ',  /  /
      ,. '  .!:::!:::::::i::::i, -―   ´ ., - 、 i::::i:::::::!:::::;:::::::',   // ./
.    /    .|:::|:!::::::i::::! ,.  、.   ,,__ノ !:::i::::::i::::::';:::::::',  -'-‐ '´
.   //    /!:::!:!::::::i::ハ '、_/     ̄   .!::::i/:::::::::'::::::::'
    ハ   /  i:::|:ヽ:::::!::ハ     '       / /:::::::::::::::::';::::::::',
.   ',  ヽ、 ',  |:::|:::::::` ‐-.ヽ    ー-‐'´   /i:::::::::::::::::::::;::::::::',
.   ヽ、  ` ー-‐z::::::::::::::::::::` 、       / !::::::::::::::::::::::;::::::::.,
     ` ―― '´:!:::::::::::::::::::::::::::::`T ‐--‐'´  ヽ; -―-、::::::';::::::::',
.         |::::|:::::::::::::::::::::::::;;;;ノ       /    ´ ̄`ー――‐- 、
.         |::::|;;;;;;  -‐ '" ,、,、    , 、,、 /    ┼──────────────────────────┼
.         }/     , '´ ヽヽ、, ' '´ ./      彼こそが「置文伝説」の発端となった人物ではなかったか?
.         ,'     ,/、    //  ∥   __┼──────────────────────────┼
.         |   ./   \//    ∥  ∥∥ ∥∥   .,'    ヽ
         ,|___/     //     ,∥  ∥∥ ∥∥    !  /  ̄二 、__
        i   /   //     / i    `ー一'´    i、 / // i'`ヽ ヽ
.        {|ー {   / /     ./   i   r-/|ヽ__    ! `!__/ / i   ヽヽ

          ◆足利泰氏/アウアウローラ(1216~1270年)
.


259◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:13:43 ID:jqNX8taM0


             _   _,
          ___,> Y´'ー-、
         _>z二_ ___`ー≧__
         >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
        /        ヽ `Y′之>
.       /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
       l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
       |ハ. |(●) (●) / / ,/レ′
         `|  ヽ     「)'/|/       …………だれ?
         ヽ、_ ― _,.ィT/
.            /|| ̄ || 丶
            / .,_|L_,」|__,  ',
            |  !     i  |
            i  l     |  l
           l  l      |  l
           l  l  ,,.  l  l
          ∧_j  ,,,,_,,  l_.丿
         /            \






        ____
      /      \
     /  ─    ─\
   /    (●)  (●) \
    |  U    (__人__)    |   ______    ……まあ、そう思うのも無理はないけど、
   \      ` ⌒´  ,/   .| |
   ノ           \   .| |               興味があったら調べて見てほしい。
. /´                   | |
 |    l              | |
 ヽ    -一ー_~、⌒)^),-、    .|_|______
  ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニニニ   _|_|__|

.


260◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:14:33 ID:jqNX8taM0


                       _  -‐-  、
                         , ´       ` 、
                    /               \
     ,. -‐'fフフ           7                `、
     /   r‐´ r‐、         /                 ヽ
   ノ  _/_ 」  .l      |   ー‐-‐'   `ー‐-─     !
   i   _ _ .) ,'       |   ( ー‐) '" ( ー‐ )   !      端的には、幕府に無断で出家して閉居となっている。
   !     `{ ノ        ヽ     ,    !          /
   |  ー ― 、}´; ̄ ̄;` ー‐-/;:;\  ヽ_人__,ノ`   /,.,.,.     それは翌年の摂家将軍頼嗣の京都送還と、
   l   ,.-r /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ_ ` ー     __, イ:;ヽ:;:;:;
 /i!    〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!  \ _ー‐_,./  i:;::;:ヽ:;:;     何か関係があったのではないかと言われている。
´:;:;:!ヽ _∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ト、 /!;;;;;;;;;;〉、 ,,.イ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ、_  /;;;;ノヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.`'  ヾ--〈  V  !:;:;:;:;:;:;:;     この考察の観点としては、興味深い人物だよ。
:;:;:;:;:;O /`:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-、:;_:;」    !;;;;;;;!     |ヾ、:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:|    |;;;;;;;;|     !:;:;\_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ 、:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:!   !;;;;;;;;;!   /:;:;:;:;:;:;:;7

.


262◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:15:43 ID:jqNX8taM0


      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ
    N│ ヽ. `                 ヽ
   N.ヽ.ヽ、           ,         }.
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ        |
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |.
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ        「宝治合戦」により北条体制が安定期に入る頃の人物で、
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'        失脚後も存命して、いろいろ思案(妄想?)する時間があり、
       ..(    j    )   U /│
.        `ー-‐'´`ー-‐'′   /  ト,           かつ、家時が少なくとも10歳になるまでは存命している!
           >、}z‐r--| ..../  / |ヽ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    |
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../

.


263◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:16:56 ID:jqNX8taM0


┼───────────────────────────┼
  幼い子供に、強い使命感、
  あるいは強迫的使命感を与える時間は充分にあったであろう。
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           , = '" v -─ヽ、
         //         \
        //          ヾ.i  ;
        !!    ノ  .i     i' l
     ;  !. ,,,,__ 、 、`____   }  !   ;
        {ハ´,ッ‐- ` -─、゙ヽ i'r‐<
         V.!i`´/ / ヽ ー!!' j ! ノ  ;
         i,!! _,、:::__,、_ !i ,,/ レ'
    ;   ,r.k {,,n─‐r、_}゙'v! / j''r-、   ;
       /":i::ハヽ、`ニ二、ノ ノ/::::}::::ヽ_
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  ,...-'":::::::::::::ハ::::::::::`ヽ',‐'"<彡シ/::::/r、)::i''‐ 、::::`ヽ、

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264◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:17:40 ID:jqNX8taM0



            .____  .,-'"~"'ヽ
           ./⌒  ⌒\./  。○)
         ./ (ー) (ー.ノ     /        足利泰氏が出家する経緯とか、
           .|   (__人___く___,ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー―--‐一'" ̄ ̄ ̄ ̄        そこから頼氏が後を継いだけど早逝してって……

                                     流れのドラマも考えたけど、ちょっと割愛。

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266◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:18:48 ID:jqNX8taM0



.        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
.       /:.               \
     /: : :               \
.     / : : :    ´ ̄` 、   , 、__   ヽ
    | : : : :                   l               また、足利家歴代の中で異彩を放つ“家時”の名であるが、
    |: : : ::;  ( ● ) ノヽ ( ● )   |
    |: : : : :    ´"''"       "''"´    l                “時”は当然、北条氏・時宗の偏諱として、
  ,_ ヽ___    (    j    )   /__
/:: r' | r' ̄二ユ:`ー-‐'´`ー-‐'′ / : :: :: :`:、__         家の字はどこから来たのか?源義家からではないのか?
: : : :::| .| | /  ) `)         /: :.ヘ : :: :: :: :: :: :\__
 : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_  _  , ´ |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ     もし、そうだとするならば義家の予言は、
 : :: ::\         `ト、   /: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
 : :: :: :l: `ー┬-、      |ii入 /|:: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ     家時からの思いつきではないと言えるはずなのだ。
  : :┐|: :: :: :: :\)  7 ./iiii〈    |: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
 : :イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiiiiiii}   | : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
 イノ: : / /: :: :\_  ̄\iiii}   |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|

※ 伯父であり後見人だった斯波家氏の偏諱とも言われる。
※ 足利家時は七歳頃には元服していた模様。
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267◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:19:29 ID:jqNX8taM0


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  足利泰氏から数えて五代にわたる「天下取り」の大望の成就というのは、
  いささか話が誇大がかっている気もするが、考察はここで終えておきたい。
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          //::::::/:://::::l:::::::ヽ::::::ヽ:::ヽヽ:::::ヽ::ヽ:ヽ―-- 、_
.         ∥::::::∥∥::::::l::::::::::ヽ::::::ヽ:::ヽヽ::::ヽ::ヽ:ヽ      ` ヽ、
.         i::i::::::::i::::i:::i:::::::!:::::::::::ヽ::::::ヽ::ヽヽ::::ヽ::ヽ::ヽ_.     ヾヽ
         l:::i::::::::!:::i::::i:::::::ヽ::::::::;;;!--‐'`"!:::;:::::::i:::::;::::::',  ` ヽ、.   ,' ',
.       , '.!:::!:::::::!::::!:::ヽ; -‐' ´ , ‐'´ ̄`゙ !:::';::::::i::::::;::::::',    ',  /  /
     ,. '  .!:::!:::::::i::::i, -―   ´ ., - 、 i::::i:::::::!:::::;:::::::',   // ./
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.  //    /!:::!:!::::::i::ハ '、_/     ̄   .!::::i/:::::::::'::::::::'
  ハ   /  i:::|:ヽ:::::!::ハ     '       / /:::::::::::::::::';::::::::',    ┼──────────────────────┼
.  ',  ヽ、 ',  |:::|:::::::` ‐-.ヽ    ー-‐'´   /i:::::::::::::::::::::;::::::::',      まあ、予言の出処は足利家時が最有力、
.  ヽ、  ` ー-‐z::::::::::::::::::::` 、       / !::::::::::::::::::::::;::::::::.,      そうでなければ足利泰氏といったところだろうか?
    ` ―― '´:!:::::::::::::::::::::::::::::`T ‐--‐'´  ヽ; -―-、::::::';::::::::',    ┼──────────────────────┼
.        |::::|:::::::::::::::::::::::::;;;;ノ       /    ´ ̄`ー――‐- 、
.        |::::|;;;;;;  -‐ '" ,、,、    , 、,、 /            ,-、ヽ
.        }/     , '´ ヽヽ、, ' '´ ./           ./ヽ  i
.        ,'     ,/、    //  ∥   ____     /  ヽ.|
.        |   ./   \//    ∥  ∥∥ ∥∥   .,'    ヽ
        ,|___/     //     ,∥  ∥∥ ∥∥    !  /  ̄二 、__
       i   /   //     / i    `ー一'´    i、 / // i'`ヽ ヽ
.       {|ー {   / /     ./   i   r-/|ヽ__    ! `!__/ / i   ヽヽ


──── おわり ────
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268◆iNBODPkfj62016/04/11(月) 23:20:03 ID:jqNX8taM0

◆配役
  源義家/トリトン(海のトリトン)
  源頼朝/シャア・アズナブル(機動戦士ガンダム)
  足利泰氏/アウアウローラ(うみねこのなく頃に)
  足利家時/右代宮金蔵(うみねこのなく頃に)
  足利尊氏/右代宮戦人(うみねこのなく頃に)
  足利義満/ベルンカステル(うみねこのなく頃に)
  今川了俊/牧瀬紅莉栖(シュタインズゲート)

  平将門/ターちゃん(ジャングルの王者ターちゃん)
  藤原純友/梁師範(ジャングルの王者ターちゃん)
  平清盛/範馬勇次郎(グラップラー刃牙)
  北条泰時/森田鉄雄(銀と金)
  北条義時/赤木しげる(天 天和通りの快男児)

  後醍醐天皇/衛宮切嗣(Fate/Zero)



語り役 … やる夫
聞き役 … できない子



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